土地に鎮座する氏神さま、仏さまにお礼の気持ちを込め、五体投地礼(ごたいとうちらい)します。
五体投地礼とは額(ひたい)、右ひじ、左ひじ、右ひざ、左ひざの五か所をすべて地につけることで最上の尊敬の心を表す礼拝作法のことです。
神仏の次には両親や家族にも今まで育てていただいたことに感謝の意を表し、告別の五体投地礼をいたします。
決められた文言とはいえ、本当に出家する遺志があるかを再三にわたり導師や阿闍梨様に問われ、仏道を志すことを誓って初めて、墨染めの衣に袖を通すことが許されます。
その後、僧侶の持ち物である、数珠を授与され、袈裟を付けることが出来るのですね。