027-252-1313
027-225-5075
各種ご祈願・ご祈祷

聖天祈祷

聖天さんのご祈祷

聖天さんの祈祷法

聖天さんをお祀りするときは見えないように厨子に入れることがほとんどですが、見えるところに十一面観自在菩薩をお祀りし、御前立として礼拝する対象としている場合も多いのです。これはお姿を見ると目がつぶれた、あるいは、災難が降りかかった、など良くない‘いわれ’もあることに由来しているからです。神仏を拝むときはそのお姿を前にしてお経や真言、呪文をお唱えしますが、聖天さんの場合は、その修法に行い方によって主に三つの祈祷法があります。

  • 十一面観音供
    十一面観音供

    御前立である十一面観自在菩薩に対してお勤めをする方法があります。真言宗の修行の課程である十八道の真言や印契により、直接、聖天さんに対して拝むのではありませんが、本地仏である十一面観自在菩薩を祈ることで間接的に自身の気持ちを捧げるのです。初地の行者であっても修行ができるものです。

    十一面観自在菩薩は文字通り、頭上の11の顔を持ち、衆生の十一類の無明煩悩を断ち、慈悲の心で我々の持つ苦を除いて下さるといわれております。最上部の仏面は如来面といい、仏果を開かしめる功徳を表すとされております。

  • 聖天華水供(しょうでんけすいく)
    聖天華水供

    「華水供(けすいく)」といって厨子も開けず、お姿も見えない状態で花一房、供物をお供えし一心に聖天さんの呪文または、その他の関係する真言を読誦する方法があります。これは阿闍梨様から伝授を受けたものでなければ、お勤めをすることができません。聖天さんに対して多くのお供えものを給仕することや真言を唱えることで心を委ねるのです。

  • 聖天浴油供(しょうでんよくゆく)
    聖天浴油供

    秘密の教えとして受け継がれた「浴油供(よくゆく)」という修行法があります。これは特別に伝授された者のみが行うことができるもので、壇の回りを外から見えないように仕切り、厨子より聖天さんを取り出しお姿を露わにし、大きな器の真ん中に立て呪文を誦しながら温めたゴマ油を杓で聖天さんの体にかけるのです。これにより身も心も聖天さんに預けることで自らを感知感応させるのです。

    阿闍梨様によっては「十一面観音供」を1千座、終えてから、のちに「華水供(けすいく)」を1千座してからでないと、「浴油供(よくゆく)」を授けていただけないという方もおられるようです。