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千年続くお寺を目指して

2024.03.18

不快な場所に入る時

普段の生活の中でどれくらい不快な場所や居心地の悪いところへ行くことがありますか?
春休みを前に普段はそこまで本格的に掃除をすることがない長女(小学校6年生)が部屋を片付けていました。
お友達が遊びに来るというのがその理由のようです。
自分以外の他人の目を気にした時には自分のことを客観視することが出来ます。
他人が自分の生活空間などの領域に入ってきた時にいかに快適に過ごせるかと視点で考えると、自分の意識が変化します。
自分では“まあ、これくらいか!”とそれほど整理をしない部屋が他人を招き入れる部屋に変わったということは人を快適に迎えたいという気持ちが芽生えたからですね。
我々は自分主体で生きています。
そうすると自分には快適な場所ばかりを作ろうとしてしまいます。初めて足を踏み入れた場所が居心地悪いと感じたらその場所から移動するか、その場所を快適にするための行動をとります。
この不快な領域に入ることが成長につながるために行動を生み出すことになります。
快適な空間ばかりに居続けることは変化しない、成長しないということになります。
重い腰を上げた時には大きな心の変化や感情が揺さぶられた時でもあります。
自分だけでは入り込むことがない場所に入ることは勇気もいりますが、成長するための行動の第一ステップと考えると良いかもしれません。
※業者さんに排水管を確認していただきました。

2人の画像のようです

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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