真言宗のお坊さんが大切にしているものは法を引き継ぐことです。本来、三衣という三種類の袈裟、そして食べ物をお布施していただける鉢を持つことで生きていくために最小限の物を携え修行生活を過ごします。これは“三衣一鉢(さんねいっぱつ)”といい、仏法そのものを引き継ぐことを意味します。ベンモウが得度式で着したのは祖父辨秀大僧正が所持していた紫衣の直綴です。長男雄大の得度式の時に初めて着したときは身が引き締まる思いがしました。※ベンモウが2才くらいの写真です。