リーダーとしての振る舞いについて、YouTubeで「六方礼経」を例にお話ししています。
物語の中で、シンガーラは父の遺言に従って毎朝六つの方角に礼拝していました。
しかし、彼はその礼拝の意味を理解せず、ただ形式的に頭を下げるだけでした。
お釈迦さまはこれに対して、「意味を理解せずにただ頭を下げることは何ら意味のないことである」と言いました。
これは我々の日常生活にも当てはまります。
我々は当たり前のように生き、当たり前のように生活をしていますが、その「当たり前」がいかに大切であるかを忘れてしまうことが多いのです。
この教訓は、組織のリーダーとして周りの人や部下に接する時にも非常に重要です。
リーダーの立場から見ると、形式的な行動や決まりごとをただ守るだけではなく、その背後にある意味や目的を理解し、それを部下にも伝えることが大切です。
そうすることで、組織全体の意識を高め、より良い成果を生むことができるのです。
住職の立場から見ても、形式や儀式の背後にある本質を理解し、それを檀信徒に伝えることが重要です。
ただの形ではなく、その意味を理解し、心から実践することが真の礼拝であり、それが人々の心に響くのですね。
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