お寺は衰退事業であると過去に皆さんに共有したことがあります。
お寺の役割や坊さんとしてするべきことはまだまだ沢山あると考えています。
ただ、お寺は潰れても仕方がないと考えている方が非常に多い現実はあります。
危機感を持っていてもどうしたらよいか、悩んでいるのであれば、まだ改善の余地があります。
かりに、このままで良いと考えているのであれば、衰退の道へ進んでいくしかありません。
べんもうが天明寺に入った時、お寺以外の仕事をしようと考えたこともあります。
実際、当時の天明寺だけの収入だけでは維持すら出来ないという現実に直面したからです。
しかし、お寺の業務はしなければならないことや実状おろそかにしていることがあると気づき、天明寺の住職に関係する業務以外の仕事をするのをやめました。
事務書類、土地や建物に関係する書類などを少しずつ整理することや境内整備、檀信徒名簿の管理をしながらいかにお寺に人を呼ぶかを考え続けています。
仏教がいかに素晴らしいとしても知ってもらえなければ意味がありません。
聞く耳がある人にだけ伝えれば良いと考えるのではなく聞いて下さる方をいかに増やすかが課題だとも言えます。