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千年続くお寺を目指して

2024.03.09

世代交代がうまくいかない?

日本には親子経営の会社が多く存在しています。
創業者が父、あるいは、祖父などといったケースは非常に多いのですね。 
二代目、三代目が後を継いだり、事業を継承することは安定的な経営と一家の繁栄につながるとの思いから子や孫らに事業を引き継がせます。
一般的には何ら問題のないことのように考えられますが、ここがうまく行かない場合もあります。
一代目が創業し二代目はなんとなく引継ぎ三代目横柄さが残って事業が傾く。
初代の起業の精神を見失ってしまうということですね。
周りを見渡してみると創業者が息子に代を譲った後に退職する従業員が続出したり、一度引退したはずなのにまた社長に就任したりするケースも。
「親の七光」を利用するのはその次の世代。
立場を与えられることで自分まで偉くなったような感覚になってしまうと謙虚さを失ってしまうのでしょう。
苦労は買ってでもしろ!
大変な思いや辛い思いをしたことで十分の周りに配慮でき、優しくなれるような気がします。
見失ってはいけない謙虚さと周りに対するリスペクト、しっかり学んでいきたいですね。
※長男と二男とベンモウ、親子三人でお勤めしましたよ。

5人、武術をしている人、テキストの画像のようです

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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