住職の役目の一つは弟子の教育です。
ベンモウは子ども二人を弟子にしましたが、後継者として選定したわけではありません。
後継者としての可能性として選択肢を持たせるためです。
跡継ぎになる可能性は檀信徒や多くの関係者に対するお寺の信用と安心感につながります。
檀信徒やお寺の親戚である法類、あるいは宗派をはじめとする寺院関係者に知らしめることは大切だと感じております。
子どもたちが得度もしないうちにベンモウが急死した時に家族がお寺を追われるようになってしまうのだけは避けたいという思いもありましたからね。