得度式では仏さまの決まり事、戒律を授与します。
本来、戒律は「戒」と「律」に分けて考えます。
「戒」とは自ら守るべき戒めのことで、誓いを持って修行生活に入るための行動の規範です。
得度式で授けるものは十善戒(じゅうぜんかい)といい、決まり事を守り、仏道修行に進んでいきます。
「律」とは仏教集団としての組織の中での調和を維持することで必要なもので、出家後に周りの修行者と生活を共にしながら仏道を実践し体得するための規則の事です。
今はわからなくてもいずれ大切な決まりごとに気づけば良いのです。
そして、失敗してもやり直すことを知ってほしいですね。