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千年続くお寺を目指して

2024.09.29

頭の中のタンスを整理せよ!

お釈迦さまの行った対機説法とは?
当時の仏教教団の“サンガ”には5才で何も知らない子供から人を何人も殺した極悪人まで存在していた。
決められていたことはたった一つ“先に出家をしたものが先輩”。
お釈迦さまは相手の年齢、立場、知識などに応じてその人の能力に応じて話をした。
自分の経験や知識を頭の中のタンスに整理をすることで相手にしっかり物事を伝えられるようになる。

ベンモウが相手との会話をするときに気をつけていることは共通言語を用いること。仏教用語が難しい中でその仏教用語をいかに簡単に伝えられるようにするかは坊さんには必要な能力ですね。
これはお寺だけでなくどの業界でも言えることです。
建設関係であれば建設関係特有の言葉もありますし、飲食業界であれば、流行の言葉もあるでしょう。

わかりやすく、理解し合える言葉遣いを心掛けることもお釈迦さまの示した対機説法はどの業界でも使える相手との会話に引用できますね。

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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