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千年続くお寺を目指して

2024.08.20

山の神さまも“若い女の子”が好きなの?

2018年、ペルー北部のチャンチャン遺跡から約8キロ離れた場所で、約228体の子どものミイラが発見されました。
チャンチャン遺跡は、インカ帝国よりも古く、西暦900年から1400年代まで存在していたチムー帝国の首都です。
発見された子どもたちは、自然災害を引き起こす神々への生贄として捧げられたとされています。
日本でも、山の神々に生娘(若い年頃の女の子)が捧げられていた歴史があります。
神々の怒りを鎮めるために人間の命が犠牲とされることは、場所を問わず人類に共通している現象のようです。
目に見えない存在でありながら、私たちに影響を与えるものの存在は、恐ろしいからですね。
アニミズムの存在は人類共通の原詩的な宗教の発祥なのです。

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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