簡単にお金を得ている人は犯罪か、何か悪いことをしているのではないかと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
実は見た目にはわからない裏の顔があるのです。
すごくいい加減な人そう？
ちゃらんぽらんに見えている人でも、その裏で仕事には熱心で顧客の気持ちに寄り添っている人もいます。
反対に、すごく真面目でしっかり誠意を持って対応しているように見えても、実は依頼した案件が期日までに終わらなかったり、支払いが滞ったりするなど、一緒にビジネスをするのに適さない人もいます。
その人の一面だけを見てそう評価を決めてしまうのは短絡的！とも言えます。
人は自分の成功を望むものですが、実現させるのは容易ではありません。
真面目に一生懸命やっているのに結果が出ないのはなぜか？
私たちは、自分の思考や行動、喜怒哀楽といった感情を自身の心の動きとして自覚できるものです。
我々の脳には意識している場所と意識していない場所が存在しています。
意識できる領域を顕在意識といい、意識していない、もしくは意識できない領域を無意識または潜在意識と言います。
顕在意識と潜在意識は海に浮かんだ氷山に例えられます。
水面から上の部分が顕在意識で、潜在意識は水面の下の部分とされ、その割合は顕在意識が4％、潜在意識が96％です。
善悪の判断や悩んだり不安になったりするのは、顕在意識の働きによるものです。しかし、人間の行動の多くは潜在意識によるもので、もし潜在意識を最大限に活用できれば、人は思い通りの人生を歩めると言われています。
深い潜在意識層に自分が望みを放り込むことができれば、望みは未来に実現することができる、ということですね。
頭に思ったことを潜在意識の中に入れることが「因」とするならば、将来、起こったことは「果」で結果となります。
この「因」と「果」の2つを結ぶものを、仏教では「因果」と言います。物事の本質を見抜くためには、表面だけでなく裏の顔を見よ、ということですね。
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