お寺には山号院号寺号が存在することが多いですね。
そのいずれかを用いて通称にしています。
その他、“閣”、“庵”、“堂”、“坊”を用いることもあります。
天明寺の正式名称は太子山神通院天明寺といいます。
太子とは文殊菩薩の別称、神通院とは地方本山である高崎市八幡町の神通山大聖護国寺に由来します。
墓誌の記載を見ると、神通山大聖護国寺第38世探隆師が文政五午年(1822)天明寺に隠居し、天保七申年(1836)11月25日にお亡くなりになっていることがわかります。
探隆師の代に文殊堂が建立され、この頃は天明寺も隆盛を極めていたようですね。