お釈迦さまは、体を痛めつけたり、寝ない修行をしたり、極限まで食を絶ったりと、まさに死の寸前まで厳しい修行を続けました。しかし、どれだけ修行を重ねても「悟りを得ることができない!」と感じ、苦しい修行をやめました。その後、スジャータから御布施された乳粥を飲み、菩提樹の下で瞑想したとき、初めて世の中の道理や人間の生き方、行動について深い理解に至ったと言われています。このように、ちょうど良い「あんばい」が大切であるという考え方が、まさに仏教の「中道」を象徴しています。厳しすぎても、だらけすぎてもいけないというのは、生き方そのものに通じるものです。
ソーマというお釈迦様のお弟子さんの話を例にYouTubeで詳しくお話ししています。