日本一かたいかりんとうまんじゅうをご存じですか?
お寺ではお供えに欠かすことができないお菓子。そんな和菓子製造販売の業界でも後継者不足が深刻になっているようです。
天明寺では聖天さんが美味しいと感じて下さるお菓子や辯才天さんが好きそうなお菓子を定期的に購入し、行事の時などに和菓子店で仕入れます。
その中で一つのお菓子だけに特化した戦略で販路を拡大させた群馬県にあるお店があります。
“おおみや”さんは日本一かたいかりんとうまんじゅうをコンセプトにし家族経営から脱却。京都や大阪などにも店舗展開し、通信販売で多くのお客さんから支持を得ています。
本店はそれほど大きなお店ではありませんが、メディア報道されると行列になるほどの人気になりました。立地は言い訳にできないですよね。
かりんとうまんじゅうのような嗜好品が生活の欠かせないモノになり、これがないと生きていけないという人が増えることで固定のファンができます。
生活の一部に必要な絶対的な存在になることはブランド化ということです。
お店のファンや商品のファンを増やすことは新たな雇用につながる仕組み化にもつながります。
これはお寺でも一緒。分業と仕組み化が大切です。