群馬県では新しいお盆のことを“あら盆”
と言います。
新しいお盆という意味なら
“しんぼん”あるいは
“にいぼん”と言うところです。
この“あらぼん”には荒々しいという意味が込められています。
人間はこの世界で生き続けたいという気持ちを持ち続けています。しかし、必ず生を終え、死を迎えます。
生きたい!という生に対する執着心があるからこそ亡くなった御霊の魂が荒々しく揺れ動く。
この魂を慰めるのが供養です。
生きている者が亡くなった人に対してできるのは
“思い出すこと”だとべんもうは檀信徒にお話ししています。
思い出すことで一緒に出掛けた場所、お話しした内容、故人の好きだった食べ物に気づきます。
気づいた時にお供えすることこそ、大切な行為ですね。
YouTubeで詳しくお話ししています。