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千年続くお寺を目指して

2024.08.24

あら盆

群馬県では新しいお盆のことを“あら盆”
と言います。
新しいお盆という意味なら
“しんぼん”あるいは
“にいぼん”と言うところです。
この“あらぼん”には荒々しいという意味が込められています。
人間はこの世界で生き続けたいという気持ちを持ち続けています。しかし、必ず生を終え、死を迎えます。
生きたい!という生に対する執着心があるからこそ亡くなった御霊の魂が荒々しく揺れ動く。
この魂を慰めるのが供養です。
生きている者が亡くなった人に対してできるのは
“思い出すこと”だとべんもうは檀信徒にお話ししています。
思い出すことで一緒に出掛けた場所、お話しした内容、故人の好きだった食べ物に気づきます。
気づいた時にお供えすることこそ、大切な行為ですね。
YouTubeで詳しくお話ししています。

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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