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千年続くお寺を目指して

2024.09.19

天気は天の気分?

天気や気候、その時の体調などによって自分の気持ちが乗らないときはどうすれば良いのでしょう。
「天気は天の気分」という言葉は、天気は神様の気分次第であることを意味しています。

そのため、少雨であれば雨乞いを行うなど、天気の変化に対応して行動する習慣がありました。
“天の神様の気分や機嫌で雨が降ってみたり、明るくすがすがしい時になってみたり。
神さますら気分が不安定なのだからちっぽけな人間だって辛い気持ちになったり、悲しい気持ちになったりすると考えても良いのかも。
自分の気分や機嫌と他人の気分や機嫌は当然、同じではありませんよね。
だからこそ、淡々と自分がこなさなければならないことを続けていくこと、これがモチベーションの維持だということです。
辛い時も悲しい時も長くは続かない。逆に楽しいことも嬉しいことも長くは続きません。
自分にだけ良いことがあった方が良いのに決まっています。だれしも自分勝手に生きています。
だからこそ、独りよがりで生きるのではなく、周りの支えによって生きていられると感じることが大切です。
良いことをすれば良い結果が得られ、悪いことをしたら悪い結果になる。
分かっていてもなかなかできない時には原因と結果の法則を改めて見つめ直す必要がありそうです。

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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