聖天さまは天部に属します。
巷では生き死にを繰り返すことを「六道輪廻」といいます。
六道とは下から地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という六種の世界のことで、命が巡っている様を言うのです。
天界の神々には、人間界のような苦しみはありませんが、死を免れることはありません。
その寿命は人間より、はるかに長いとされていますが、いつか命が尽きる時が訪れる、ということです。
聖天さまは強大な力を保有しながら、ご自分の「死」に対しては、常に畏怖されている存在なのです。
そこで、行者が般若心経を読誦し、空の思想によって、聖天さまに安心を与えることで、大いなる功徳を得ます。
どうぞご覧ください。