今の時代はいつ、どの年齢で亡くなるかは分かりません。
100才まで長生きする方もいれば若くして50代60代で亡くなる方もいる。
病気で生まれてすぐなくなってしまう赤ん坊や突然の事故で無くなる方もいる。
キサーゴータミーは自分の両親や兄弟そして、愛するご主人もすでに亡くしていました。
さらに追い打ちをかけるようにかわいいわが子まで亡くしてしまったのです。
お釈迦様に「自分の子供を生き返らせ」よ懇願したところ、
「今まで死人を出したことがないお宅に行ってケシの実をもらってくればよい」と告げました。
当時、インドではどのお宅にもある香辛料でした。
しかし、どのお宅でも今まで亡くなった人がいないお宅は存在しませんでした。
キサーゴータミーは“自分だけが愛する人との別れを経験しているわけではない、みんな同じように悲しみ、悩み、苦しんでいるのだ”ということに気づきました。
人間の死のはかなさと世の無常を知りお釈迦さまのお弟子さんになり、自分と同じように愛する人を亡くした方の心に寄り添うことにしました。
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