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千年続くお寺を目指して

2024.08.24

過去にとらわれると生きづらくなる

私たちは過去の経験を通じてしか自分を見ません。
そして、周りから指摘されるまで、自分を客観的に見ることが難しいのです。
すべてにおいて自分は自分のことが最も大切。
他人もまた、同じように自分自身が大切です。
このように考えると、自分と他人は永遠に相いれないように感じてしまうかもしれませんが、実際にはそうではありません。
自分と他人の過去の経験を照らし合わせ、人間関係が築かれていきます。
私たちは他人の一部分だけを見て「自分とは合わない」と判断しがちですが、それは自分の尺度だけで他人を見ているからです。
過去に囚われてしまうと、現在を生きることが難しくなり、未来に希望を持つこともできなくなります。
未来のことは誰にも予測できないため、初めから期待しない方が良いとも言えます。
これは一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
他人に歩み寄るのは少し怖いと感じるのは、誰しも同じです。
自分の居心地の良い場所から他人のいる場所へ近寄ることに、不快感を覚えるのは自然なことです。
しかし、自分の心をさらけ出すと、相手もそれを受け入れてくれるものです。
YouTubeで詳しくお話ししています。

PROFILE

住職 鈴木 辨望
住職 鈴木 辨望
真言宗豊山派天明寺住職
大正大学文学部を卒業、同大学院修士課程修了。文学修士を取得。
真言宗豊山派総本山長谷寺研修所を終了後、天明寺の住職に専住する。
「千年続くお寺を目指して」日々奮闘。

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