我々の意識は氷に例えられます。
実際、表に見えている部分はごく一部、その下に見えない大きな部分があります。
この表に見えている部分が顕在意識、見えていない部分が潜在意識。
心には、顕在意識と潜在意識の2つの部分があります。
顕在意識は普段意識している心で、今何を食べたいかや今日やらなければならない仕事は何かを考えるときに使います。
潜在意識は普段は気づかない心で、怖い夢を見たり突然良いアイデアが浮かんだりするときに関係しています。
潜在意識にはたくさんの情報が自動的に処理され、過去の行動や思い出、経験などがしまわれています。
潜在意識が変わると、人間関係や行動パターン、物の見方、感情などに変化が現れます。
例えば、友達や家族との関係が変わったり、新しい趣味を始めたり、ポジティブな考え方になったり、ひらめきや直感が増えたり、夢の内容が変わったりします。
潜在意識は、新しい経験や新しい情報などで変わると言います。心理学者のフロイトは、潜在意識が夢や言葉の失敗、抑圧された記憶や感情に現れると考えました。
仏教では「阿頼耶識(あらやしき)」という心の深い部分に潜在意識があるとされています。
潜在意識は私たちが意識しないところでたくさんの情報を処理し、私たちの行動や感情に大きな影響を与えています。
潜在意識を知ることで、自分をより深く理解し成長することができます。
潜在意識に深く影響を与え続けるには、自分自身に継続的に良い影響を与え続けることが大切だということですね。