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2025.05.15
予定変更の仕組み化が創造を生み出す
法事って、だいたい土日のお昼に集中しますよね。
これは、たぶんどこのお寺さんでも同じじゃないでしょうか。
で、そんなところに限って「葬儀をお願いします!」という急な依頼が入ってくるんです。
葬儀の時間をずらしてもらう
法事の時間を調整してもらう
どちらかをお願いするしかないんですが、正直、どちらも動かせないということのほうが多いんです。
そういう時は、他のお寺の住職さんや友人にお願いして、どちらかを代わってもらうことになります。
もちろん、簡単に頼めるわけじゃありません。お互い忙しいですしね。
予定を変更するのが難しいのは、法事や葬儀に関わるご家族・親族のスケジュールが、すでに決まってしまっているから。
「この時間にしてください」って、こっちが言えても、相手の都合までは変えられません。
ベンモウが一人で法事も葬儀もすべて対応していた頃は、土日の法事を全部午後に入れるようにしていました。
そうすれば、万が一午前中に葬儀が入ってきても、何とか対応できたんですよね。
でも、今はありがたいことに弟子もできて、法務の分担ができるようになり、だいぶ余裕が持てるようになりました。
ここで大事なのは、
「予定は変わるかもしれない」って最初から想定しておくこと。
そして、その変更に対応できるように、スケジュールにも人員にも“余白”を持たせておくこと。
これが、お寺の業務をうまく回すためのポイントだと思っています。
もちろん、人にお願いする以上は、その人の予定を確保する必要があります。
つまり、「お願いする前提で動く=ちゃんとお願いすることが前提」。
そこには信頼関係が必要なんです。
でも、この“余白”が本当に大切なんですよね。
時間にも人にもゆとりがあると、不思議といいアイデアが浮かんできます。
「もっとこうすれば、スムーズになるかも」
「これは、あの人に任せてみようかな」――
そんな風に考えられるのは、焦っていないから。
創造って、特別な才能がある人だけのものじゃなくて、心と時間に余裕がある人のところに降りてくるものなんだと、つくづく感じています。
だから、あえて「余裕のある体制をつくる」ことを意識しています。
余裕がない毎日では、新しい発想や工夫は生まれないんですよね。
予定変更を前提にした“仕組み”と、余裕を持った体制づくり。
このふたつがあるからこそ、創造的な動きや、お寺としての新たな成長が生まれてくるんだと思います。
※YouTube更新しました!
『行ってはいけない観光地(東北編)』
①HPコラム/人間関係とお金に関する悩み(丸儲け住職YouTube)
②Facebook一般投稿 寺院運営を中心とした経営の話
③Facebook成功する寺院運営(オンライン会員限定)
天明寺の実践的な内容と具体例、ベンモウの考え
④X(ツイッター)毎日の名言・丸儲け住職YouTube内容のまとめ
⑤インスタ 人間関係とお金に関する悩み発信
⑥note 現代のお寺事情