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2025.05.09
子どもは邪魔者?
最近は、未婚や独身の方が増えてきました。
2024年の出生数は72万988人。戦後最少を記録しました。
そして2025年には、ついに70万人を下回ると予測されています。
「子どもが少なくなっている」ことは、ニュースなどでよく耳にする話ですが、
実は、「生まれてこなかった命」もたくさんある――という現実は、あまり知られていません。
もちろん、妊娠・出産にまつわる事情は本当にさまざまですし、
ここで誰かの判断をどうこう言うつもりはまったくありません。
ただ、望まない妊娠の末に、中絶という選択をする方が多いというのもまた事実です。
天明寺では、水子供養を行っています。
来られる方の年齢や背景は本当にいろいろです。
お二人で来られる方もいれば、男性おひとり、女性おひとりで来られることもあります。
私がお話しているのは、
まず「水子の存在をちゃんと受け止めてあげましょうね」ということ。
そして、これからは水子という存在を生まないような行動をとること。
さらに、水子供養に来て「よかった」と思えるような、前向きな気持ちで帰っていただくこと――
それが供養につながるんですよ、とお伝えしています。
ところで、お釈迦さまがご自身の子どもに「ラーフラ」という名前をつけたことをご存じでしょうか。
この名前、意味はなんと「邪魔者」や「束縛」。
修行中だったお釈迦さまにとって、子どもを持つことは、煩悩の象徴だったのかもしれません。
でも、その「邪魔」と思えた存在が、やがてお釈迦さま自身を成長させ、教えを深めていくきっかけにもなったとも言われています。
子どもって、思い通りにはならないし、自由が利かなくなることもある。
それでも、その存在があったからこそ気づけること、変われることがあるのも事実です。
命に向き合うって、簡単なことじゃありません。
でも、「あの子がいたから自分が変われた」と思える日がきっとあります。
生まれた命も生まれてこれなかった命も同じ存在として考えるのが仏教の考え方です。
※YouTube更新しました!
『事故物件の特徴と見抜き方』
①HPコラム/人間関係とお金に関する悩み(丸儲け住職YouTube)
②Facebook一般投稿 寺院運営を中心とした経営の話
③Facebook成功する寺院運営(オンライン会員限定)
天明寺の実践的な内容と具体例、ベンモウの考え
④X(ツイッター)毎日の名言・丸儲け住職YouTube内容のまとめ
⑤インスタ 人間関係とお金に関する悩み発信
⑥note 現代のお寺事情