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2025.04.11
神仏習合の動きが活発になると良いね。
春日大社に、神仏習合の象徴となる新たな建物が完成しました。
かつて春日大社には、神社内に僧侶が祈りを捧げる建物が置かれるなど、興福寺と深いつながりがありました。
今回、奈良市の春日大社に木造平屋建ての「藤霞殿(とうかでん)」が完成し、神職と僧侶が参列して神事が執り行われました。
4月9日には、春日大社の花山院弘匡 宮司や興福寺の森谷英俊 貫首らが参列し、神職が祝詞を奏上、僧侶が読経を行い、国家の安泰、世界平和、そして人々の幸せを祈念しました。
春日大社と興福寺は、ともに藤原氏の氏神・氏寺として深い関係にあります。
江戸時代までは春日大社の境内に、興福寺の僧侶が国家の安泰を祈るための建物がありました。
今回、完成した藤霞殿は、こうした日本古来の神道と仏教の融合、「神仏習合」を今に伝える役割を担っています。
そもそも、日本の信仰には神と仏を分けるという考え方はなく、古くから共存してきたのです。
明治元年(1868年)3月の明治政府による神仏分離令が発令されました。
このことがきっかけとなり、長年の間に仏教が神道を圧迫してきたと考える一部の神職たちによって「廃仏運動」が起こり、仏像や仏具が破棄される「廃仏毀釈運動」へと発展。全国的な動きとなってしまいました。
分けるとすれば、自分や家族、地域を含む我々を護ってくれる存在が、神様であり、神棚。
自分の命のつながりを確かめ、自分の先祖や故人に供養の心を伝えるために必要なのが仏様であり、仏壇だということです。
どちらも大切にお祀りし手を合わせることが良いことは言うまでもありません。
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