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2025.03.02
坊さんは不要か?
二日間続けて、Yahooニュースの記事を転用させていただきました。
記事に対するコメントを読むと「葬儀は要らない」とか「坊さんは不要だ」などの声があります。
ベンモウは坊さんですが、たまに葬儀の必要性や坊さんの意義について考えさせられることがあります。
まず、葬儀と坊さんを結びつけて考えること自体がナンセンスです。しかし、どうしてもお寺は葬儀や法事など、人の死に携わることが多いために人が亡くなったらお寺の住職に葬儀を依頼すると考える人は多いためにお寺=葬儀ということになっていますね。しかし、よくよく考えてみると、葬儀や法事がお寺の住職の生業ではありません。
お寺の住職というのは自分のお寺のご本尊さまを拝み続け、その上でお寺に来た方たちの悩みや苦しみを取り除くことが本来、課せられた役割なのです。
悩みや苦しみを取り除くその一部分に家族の死を迎えた人の心に寄り添う行動があります。さらに死者の御霊を慰め、故人に引導を渡すことで生者と死者を区別するために作法を行い、経を読むのです。
この一連の行為に対して御布施が納められることになります。
決して、葬儀の仕事をすることで収入を得ているとはならないのです。
葬儀を仕事として収入を得ているだけの坊さんは非難をされても仕方がないのかもしれませんが、その一方でお寺や住職と付き合いたくない方もおります。いわゆる便利屋みたいに必要な時に必要な坊さんやお経を拝める人が拝んでくれればよい!と考えるからです。
ベンモウが目指すところは、はじめは便利屋のような存在でも良いかもしれませんが、定期的に話をしたり、法事をしたりする中でだんだんと距離が近くなり、少しずつ仏教やお経の意味、慣習などを伝えていきながら、いつの間にか必要不可欠な存在になることです。
仏教とは!葬儀とは!坊さんとは!と言う前に相手にとって必要不可欠な存在になるために何をすることがよいのか、ということです。
自分も相手も相互に依存し合い、互いに助けあえれば、人としての人間関係がもっと良好になれますよね。
※YouTube更新しました!
『絶対に近づいてはいけない禁足地について 島』
①HPコラム/人間関係とお金に関する悩み(丸儲け住職YouTube)
②Facebook一般投稿 寺院運営を中心とした経営の話
③Facebook成功する寺院運営(オンライン会員限定)
天明寺の実践的な内容と具体例、ベンモウの考え
④X(ツイッター)毎日の名言・丸儲け住職YouTube内容のまとめ https://twitter.com/benmou_tenmyoji
⑤インスタ 人間関係とお金に関する悩み発信
⑥note ベンモウの現代のお寺事情