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2025.10.04空海を生きる
宗教評論家、ひろさちやさんの著者「空海を生きる」を読みました
こんにちは🙂事務員のUです
このところすっかり、読書の秋というにぴったりの気候になってきましたね🍂🌾こちらの、ひろさちやさんによる各宗派の開祖シリーズでは、祖師方の生涯を大まかになぞりながら、所々で仏教の教義や歴史的なことについて解説されています
解説部分は、ひろさんによる人間味のある推測や感想も多め
難解な教義の説明にも難しい言葉は一切使わず、誰にでもわかる語り口で説いてくださるのがひろさんの特徴です✨
お大師様=空海の人生ってどんなだったの??という好奇心に応える最初の一冊に最適かと思います✨お大師様が「即身成仏義(そくしんじょうぶつぎ)」に書かれた、
『六大無礙(ろくだいむげ)にして常に瑜伽(ゆが)なり』
についての説明が心に残りました
六大とは、地(固いもの)・水(湿り気)・火(熱)・風(動きのあるもの)・空(空間)・識(精神的要素)の6つの構成要素です
この六大が完全に調和して障りがなく、しかも瑜伽(統一)されているとお大師様は言います
これが、宇宙と個人(人)を同一と見る「凡我一如(ぼんがいちにょ)」、
仏と凡夫=私たちを同一と見る「仏凡一如(ぶつぼんいちにょ)」に通じていきます
現代風に言えば、ミクロコスモスとマクロコスモスの一致とも取れます
…少し難しくなりました😌
ものすごくシンプルに(勝手に)まとめると、
あれこれ思い煩うな、
ただありのままに生きれば、完全に調和が保たれているのだから
その時、仏様と私たちは共にあるのですよ
大丈夫だよ!…というメッセージなのかな?と受け取りましたますます気になるお大師様の教えです
本日もありがとうございます🙏✨