自粛によりおうち時間が増える中で、少しの時間でも写経をしてみましょう。有意義な時間になることは、間違いありません。
人生とは夢か幻のようなもので、多くの財産があっても、または名声や利権があっても、そして愛する家族や仲間とも別れて、ただ一人旅立たなくてはなりません。しかし、この「私」という魂についてまわるものがあります。それを仏教では「功徳」と呼びます。私たちは人生で功徳を積まなくてはいけないのです。
経典を書写することで得る善根(ぜんこん)の功徳を、亡くされた故人の魂に、後を追ってお送りします。積んだ功徳を回り巡らせることで、大切な故人の菩提を弔います。
弘仁年間(810年~824年)に疫病が流行して多数の死者が出ました。まさに現在のコロナ禍と重なりますね。当時の嵯峨天皇が空海の勧めによって般若心経の書写行を修したところ、流行り病がおさまったそうです。それ以降、国難や天変地異のたびに、歴代天皇が写経を奉納する習わしが出来ました。
心静かに写経することで日常を離れ、自己を見つめ直すことが出来ます。自分を律することで生活上の功徳を得るのです。
印刷してお手本にしてください。
写経を終えた用紙を天明寺までお送りください。写経の納経法要を行い、皆さまの願い事が叶いますよう、謹んでお祈りいたします。
天明寺
〒370-3571 群馬県前橋市池端町503
※納経料は無料です。郵送料はご負担ください。
天明寺の瞑想体験教室「マインドフルネスなひととき」を開催しています。
下記のYouTube動画は、実際におこなわれた教室の様子です。
その他ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください