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2025.03.11
仏教には「薫習」という言葉があります。
これは、経験や実績によって能力が向上し、感覚が鋭くなることを指します。
お香の香りがずっと嗅ぎ続けることで、香りが衣服だけでなく体や頭、鼻の中にも染み込んでいくような状態を示しています。
例えば、うどん職人はうどん粉をこねる時に加える塩の量や、茹でる時の茹で加減、時間をその時期や気温に合わせて提供の仕方を変えていきます。
何度も同じことを繰り返しているうちに、経験値が増え、素人ではわかりえないほど感覚が研ぎ澄まされていきます。
作り方のノウハウはわかっても経験という能力は得られません。
実はお坊さんの修行もこれと同じです。
修行は一度だけで終わりではありません。同じことを積み重ねていくことは玄人としての感性を磨くこと、自己満足を捨て自分自身が知りえないことをうまく取り入れることですね。
これは真言宗で示されるマンダラの教えにも通じます。
マンダとは中心、核心を意味し、ラは変化を示します。核心を変えることなく、営みを動かすことですね。
実はこの経験の積み重ねこそ、時代や社会に応じた自分だけの深みある玄人魂の染み込みということになります。
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