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2025.03.03
お寺でのイベント集客から考えるお寺とお客さんの距離感。
最近、多くのお寺で様々なイベントが行われていますね。人を集めること自体も重要ですが、行事の準備や宣伝が思うように進まないことも少なくありません。
お寺を知ってもらいたい、お寺にお参りに来てもらいたい、そしてご本尊様を拝んでもらいたい、仏教の良さを知ってもらいたい――ここまでは良いのですが、問題はその後です。
信仰心を強く求めることが、結果的にお客さんとの距離を生むことがあります。子供のように自分の興味のないことをはっきり示してくれるのであれば、何とも思わないでしょう。しかし、大人になるとそう簡単にはいきません。イヤな顔を露骨にしない代わりに、お寺に来なくなるという選択をすることがあるのです。
イベントはあくまでイベントであり、それ以上を求めると集客がうまくいかない場合もあります。難しいことですが、仏像や文化財、建物など、お寺にある過去の歴史に興味を持っても、必ずしも信仰心があるわけではありません。お寺に携わる人々は、信仰を前提に考えがちですが、それが全てではないことを理解することが重要です。
例えば、京都や奈良のお寺や神社を訪れる旅行者は、そこに溶け込んだ歴史や風景を味わいに行くのであって、必ずしも信仰を目的としているわけではありません。むしろ、好奇心が勝っている場合が多いのです。
そこで、一つの方法として、好奇心を上手に利用することができます。興味を持ってもらえるお寺の一部分に触れてもらうことで、徐々にその人との接点を作り、関係を築いていけば、その後再びお寺に足を運ぶ理由が生まれるのです。
結局のところ、人間関係の構築が先であり、その後に生まれるお寺や仏教に対する興味が自発的なものにならなければ、信仰心の強要になってしまいがちです。お寺に携わる我々は、好奇心や興味から信仰に結びつけるための完全な中立な存在と考えた方が、もっと気が楽になります。
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