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2025.02.09
お寺の必要性と仏教の可能性
長崎県嬉野市宗蓮寺さまにて講演させていただきました。
全国に77,000あるお寺は2040年まで4割が消滅すると言われています。
明治時代に入り、国の政策による廃仏毀釈で、お寺が潰されました。
檀家という家単位ではなく、檀徒、信徒という個人単位での関係構築が求められるようになりました。お寺の住職が大切にすべきことは原点回帰、お釈迦さまが行った対機説法。
一人一人に対して答えを示すもの。
現在、悩みを抱えた人が行くのは心療内科。
患者さんは話をしたくて行く。
話を聞いてくれる人がいないから行く。
お医者さんもそこまで話を聞いてくれない。
お寺に来て話をすれば良い。
住職でなくとも、奥さんでも事務員でも。やってきた人とも交流すれば良いです。
吐き出す先がないからつらくなります。
心にわだかまりを持ったまま、不満を抱えたまま、何もいわずにいると、いつまでも悩みにこだわったまま生きることになってしまいます。
お寺や住職が、もっともっとお寺にやって来た人の声に敏感になれば良い!
ただ、聞くだけで、良いです。
お寺の必要性はまだまだあります。
そこにあれば人が集まり、縁を繋ぎます。