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2025.06.25
死を受け入れられない!
最近ちょっと考えさせられる話がありました。
ご主人を突然亡くされた女性が、「まだ信じられない」と言って、葬儀をせず、火葬はしたものの、骨上げもしなかったそうです。
最終的には、まわりの友人たちがなんとか説得して、納骨だけはすることになったそうです。
こういう話、これからどんどん増えていくかもしれません。
というのも、あまりにも突然すぎると、「亡くなった」という事実が頭では理解できても、心がついていかないんですよね。
他人から見れば「なんで葬儀しないの?」って思うかもしれませんが、本人にとっては、まだ現実として受け止めきれないのだと思います。
火葬って、あっという間に終わってしまうぶん、かえって「死」をちゃんと感じる時間がないのかもしれません。
もしこれが風葬だったら…遺体の変化を目の当たりにして、いやでも「もう戻らないんだ」と実感せざるをえないでしょう。
でも今は、火葬してすぐに遺骨になって骨壷に収まる。その“あっさり感”が、逆に死を遠いものにしている気がします。
じゃあ、どうしたらそういう人に気づいてもらえるのか?
正直、答えはわかりません。
でも、ひとつ言えるのは——そういうときって「人の話を聞ける状態じゃない」ということ。
心がいっぱいいっぱいで、まわりの声が入ってこないんですよね。
でもね、命って、人間だけのものじゃない。
動物も、植物も、みんな命があって、やがて死を迎えます。
それに、物事だっていつかは終わりがくる。
それでも私たちは、「まだ終わってほしくない」「永遠であってほしい」と思ってしまうんです。
「まだ納得できない」っていう気持ち、わかります。
でも、「自分がいて神仏がある」のではなくて、「神仏がいて、私たちが生かされている」んだということを、どこかで思い出してほしいんです。
この考え方って、宗派や宗教を超えて、心の支えになる大切なメンタルケアだと思います。
葬儀の時間って、遺族にとっては、故人との関係を見つめ直す大切な時間でもあります。
だからこそ、ちゃんとその時間を持つことで、亡くなった人のことを心から送り出せるし、自分の生き方もあらためて考えることができるんです。
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