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2025.05.22
豆腐の中のどじょう――お寺業界に迫る“ぬるま湯地獄”
皆さんは「どじょう豆腐」という料理をご存じですか?
鍋に入れたドジョウと豆腐を一緒に温めていくと、やがてお湯の温度がじわじわと上がっていきます。
熱くなった湯から逃げようとしたドジョウは、思わず冷たく感じる豆腐の中に身をもぐりこませるのです。
ドジョウは、豆腐の奥深くにもぐったことで外に出られなくなり、やがて窒息してしまうのです。
この状況が、いまのお寺業界と重なって見えて仕方がありません。
「これまで通りで大丈夫」
「変えることをよしとしない」
「うちはまだ何とかやっていける」
そんな思いが、現実を直視する力を奪い、結果として、変わるべきタイミングを逃してしまっているのです。
宗派や会合という“豆腐の中”
お寺の世界には、「宗派」「会合」「僧侶同士のつながり」など、一見心強いように見える“豆腐”のような環境があります。
そこに身を置いていると、安心感があり、心地よくさえ感じられる。
でも、その安心は本物でしょうか?
・檀家の高齢化と減少
・若い世代との接点がない
・僧侶の後継者問題
これらは、外から見れば誰もが気づいている“お湯の熱さ”です。
でも、内側にいると、その熱さがゆるやかすぎて感覚が麻痺してしまう。
まさに、火のついた鍋の中で煮えつつあるどじょうのような状態ではないでしょうか。
「気づけるか」が、生き残る分かれ道
本当に怖いのは、ゆっくりと沈んでいくことに気づかないことです。
「どじょう地獄」に陥らないために必要なのは、自分たちが今どこにいるのか、外から見る“視点”と逃げずに変わる“覚悟”ですね。
※YouTube更新しました!
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