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2025.04.20
お布施は内臓を差し出すこと?
天明寺では、お布施の目安額をホームページ上で公開しています。
この点については、賛否両論があることを承知していますが、檀信徒の皆さまからは「はっきり示してくれて分かりやすい」と、むしろ評価の声を多くいただいております。
本来「お布施」とは、「布を施す」こと。
それは単なる“お金のやりとり”ではなく、自分の体の一部を差し出すくらい尊い行為だと、私は伝えています。
実際にこのように話したところ、「指を詰めるということですか?」「内臓を差し出すんですか?」と、驚かれたこともありますが、もちろんそういう意味ではありません(笑)。
ここでお伝えしたいのは、「お布施とは“自分が持っている何か”を他者に差し出す行為である」ということ。
そして、その行いはめぐりめぐって、やがて自分のもとに返ってくるという仏教的な考え方です。
良い行いをすれば、良い結果として自分に返ってくる。
では、なぜお布施が「良い行い」なのか。
それは、お布施が お経や法要の“対価”ではなく、感謝や信仰の気持ちを形にした“施し”だからです。
これは、自分の持ち物や時間、労力など、自分の中にある何かを「どうぞ」と分け与える行為です。
本質にあるのは、感謝の心、志の心なのです。
また、お布施というのは「お互いさま」の精神にも通じます。
自分が誰かからしてもらって嬉しかったことを、今度は自分が他者にしてあげたい――
そう思えるのは、心が豊かになっている証拠です。
お布施は、そうした人と人との“持ちつ持たれつ”の関係性を育む行為でもあります。
この精神は、血のつながりを超えて、世代を超えて受け継がれていくもの。
目には見えないけれど、確かに心と心をつなぐ温かな仏縁のひとつだと、ベンモウは考えております。
※YouTube更新しました!
『【禁足地】行ってはいけない「湖」』
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