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2025.03.23
お寺の運営は趣味だと割り切ると!
現在、多くのお寺関係者が「お寺の運営が厳しい」という現実を感じながらも、なんとなく現状維持を続けているケースが少なくありません。
建物や仏像、仏具といった“形あるもの”を守り続けることが優先されがちですが、「お寺の存続と継承」という視点で見れば、それらは時として“負の遺産”ともなり得ますし、一方で“価値ある宝物”にもなり得ます。
決して世襲にこだわっているわけではないけれど、「ご先祖様の思いが詰まっているから手放せない」という気持ちもあるでしょう。
これはお寺に限らず、一般のご家庭でも同じです。品物の価値は、客観的な金額だけでなく、その人の思い入れや記憶によっても大きく左右されます。
実際、お寺に限らず、個人が所蔵していた“お宝”が高値で取引されることも珍しくありません。もちろん、物の価値は時代とともに変わるものですが、「なぜそこにあるのか」という“由縁”もまた、その品の価値を支える大切な要素なのです。
そう考えると、「本当にその価値を理解してくれる人に受け継いでもらうこと」が、もっとも自然な流れなのかもしれません。
しかし、伝統的な教団においては、伝統や歴史を守ることが優先されがちです。
それ自体は尊い姿勢ではありますが、それを前面に押し出せば出すほど、維持のための資金が必要となり、後継者の育成も不可欠となります。
だからこそ、ひとつの考え方として「お寺の運営を趣味と割り切る」という視点を持つこともできます。
例えば、お寺以外の分野でしっかりと収益を確保し、その収益の一部でお寺を“趣味”として運営するという考え方です。
そうすることで、「お寺の運営は厳しい」「後継者がいない」という悩みから、少し距離を置くことができるかもしれません。
趣味とは、やらされるものではなく、自らがやりたくて続けるもの。
お寺を“守るべきもの”から、“楽しんで続けるもの”へと見方を変えると、お寺を利用した場所や空間などの新たな可能性を、見出せるようになります。
※YouTube更新しました!
『運気が上がる食器と運気が下がる食器』
①HPコラム/人間関係とお金に関する悩み(丸儲け住職YouTube)
②Facebook一般投稿 寺院運営を中心とした経営の話
③Facebook成功する寺院運営(オンライン会員限定)
天明寺の実践的な内容と具体例、ベンモウの考え
④X(ツイッター)毎日の名言・丸儲け住職YouTube内容のまとめ
⑤インスタ 人間関係とお金に関する悩み発信
⑥note 現代のお寺事情