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2025.06.10
お葬式はお金がかかる!という大きな勘違い
最近、「葬儀をしない」というご家庭が増えていることは、皆さんもよく耳にされているでしょう。その理由の一つに挙げられるのが「お金がかかるから」というもの。
しかし、これは大きな誤解なのです。
現代では冠婚葬祭すべてが簡略化され、規模も縮小する傾向にあります。それ自体は本人や家族の意志で選択するのであれば良いのですが、「お金がかかるから」という理由だけで家族葬など極端に簡素な形を選ぶのは、かえって無駄な出費を招くこともあります。
そもそも、葬儀は何のために行うのでしょうか。
それは、亡くなった方と縁の深い方々にお別れの場を提供すること、そして継承者(家やお墓を守る人)が誰なのかを明確に示す場でもあります。
「義理で来てほしくないから」と、亡くなったことを誰にも告知せずに済ませてしまうと、後日になってから自宅に多くの方が弔問に訪れるという事態になりかねません。そうなると結果的に、対応に追われ、かえって大きな手間や費用が発生することもあるのです。
それならば、きちんと葬儀式を執り行うほうが良いのです。
また、葬儀に参列する方は手ぶらでは来ません。香典を期待してお知らせするわけではありませんが、礼を尽くすという意味では、きちんと周知し、場を設けることが大切です。そして葬儀を終えた後は、自分が参列していただいたご縁を大切にし、今度はその方のお宅で不幸があった際には同じように弔問に赴く。この循環がとても大切なのです。
その後に親しいお付き合いが続くかどうかは別として、礼節を重んじた行動は、やがて自分や家族を守ることにもつながります。
※YouTube更新しました! 『死後の世界について』
①HPコラム/人間関係とお金に関する悩み(丸儲け住職YouTube)
②Facebook一般投稿 寺院運営を中心とした経営の話
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天明寺の実践的な内容と具体例、ベンモウの考え
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⑤インスタ 人間関係とお金に関する悩み発信
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