樒(しきみ)は神仏にお供えする植物として重宝されてきました。
しきみ科しきみ属の常緑樹で、葉は光沢のある濃い緑色、春には薄い黄色い花を咲かせます。
お線香の原料にもなる独特な強い香りを放ちます。
香の木、香の花とも呼ばれます。
また、強い毒性があり、動物は樒に近寄らないと言われています。
四季を通して美しい緑色をしていることから、「四季美(しきみ)」と呼ばれるようになったと言われています。
天明寺では日頃から護摩供や聖天供を行うため、樒を使用する機会が沢山あります。
そのために境内には、立派な樒の樹が植わっています。
お参りの時には是非、探してみてください。