護身法(ごしんぼう)は密教に古くから伝わる究極の秘法です。
修行者が修法(しゅほう)や読経を始める前と後に結び唱える、印と真言のことです。
字の如く、様々な魔から自身を守る為だけではなく、身(からだ)と口(くち)と意(こころ)の清らかな行いを揃えることにより、自身と仏が一体になると観じ、人間の持ち得るあらゆる能力を倍増させ、他に利益を与えることが出来ます。
「浄三業(じょうさんごう)」
「仏部三昧耶(ふつぶさんまや)」
「蓮華部三昧耶(れんげぶさんまや)]
「金剛部三昧耶(こんごうぶさんまや)」
「被甲護身(ひこうごしん)」
の五種からなります。
浄三業で自分自身が本来清浄であることを確認したのち、仏部・蓮華部・金剛部の各部に属する諸尊により身(しん)口(く)意(い)の三業のそれぞれに加持を受け、最後に衆生済度のための大慈悲を甲冑のごとく身につけ、身心を堅固に守護すると観想して修行の完成を祈るのです。
本動画では住職が護身法を実践します。
ご覧ください。